08/5/22調べた情報
◆老人期(65〜70歳)の認知症として問題になるのは、次の4つです:
●アルツハイマー型認知症
●クロイツフェルト・ヤコブ病
●ピック病
●コルサコフ症候群
認知症というのは、知能のはたらきが低下した状態をいいます。
正常な社会生活を営むことが困難になる病気です。
認知症の場合、脳のなかのなんらかの病気が原因のことが多く、高齢者に限ったことではありません。
たとえば、若い人でも、交通事故などで脳の広い範囲に損傷を受けると、後遺症として認知症が生じることがあります。
そのほかにも、脳の病気や身体的な病気が原因で認知症が起こることはありうるのです。
歳をとればすべての人が認知症を発症し、「ボケ状態」になるというわけでも決してありません。
●アルツハイマー型認知症とは
最初に現れる症状、ひどい物忘れや記憶の混乱です。また、場所がよくわからないといった症状も現れ、徐々に、物事を認識できなくなる、言葉がわからなくなるなどの認知症症状になり、死に至ります。
アルツハイマー型認知症の原因は、現在はまだ明かではありません。アルツハイマー型認知症では、大脳の萎縮や神経伝達物質の変化などが見られます。
神経伝達物質というのは、アセチルコリン、カテコールアミン、セロトニンなど、神経細胞から出される信号を伝達する化学物質をいいます。
このことから、老人斑、すなわち、アミロイドと呼ばれる色素たんぱくが脳に沈着したもの、や神経原線維変化などの生化学的研究から、生物学的に原因をつきとめよういう研究が行われているところです。本格的な解明にはまだしばらく時間がかかりそうです。
●クロイツフェルト・ヤコブ病
多くは50歳代に発病し、いろいろな精神症状を示しながら急速に認知症化します。クロイツフェルト・ヤコブ病では、大脳や小脳に特徴的な海綿状態がみられ、1,2年で死にいたります。
遅発性ウィルス感染症とか、プリオンという新しい病原体によるとする説が強く、感染症の一種と考えられています。プリオンというのは、細菌からヒトも含めて、細胞がつくるたんぱくが変異したものです。
●ピック病
人間の人格の変化が特徴です。それまで穏やかだった人が、家庭や勤め先で無分別な行動を起こしたり、他人に迷惑をかけることが平気になったりして周囲の人たちを驚かせます。注意力が散漫になり、他人の質問に真剣に答えようとしなくなったり、物事を覚えようとする意欲がなくなることから、表面的に記憶力が低下したように見えます。しかし、記憶力と見当識はほとんどおかされていません。ピック病には、側頭葉の萎縮、脳室の拡大など、脳に特有の異常が見られるので、独立した遺伝が関係する病気と考えられることも多いようです。
●コルサコフ症候群
コルサコフ症候群というのは、別名、健忘症とも呼ばれます。病的な原因によって、過去のことを思い出せなくなったり、自分のいる場所や日時がわからなくなったりします。これを記銘障害と呼びます。そのため、作り話をしてつじつまを合わせたりといったことが症状の中心となります。慢性アルコール中毒、一酸化炭素中毒、脳腫瘍、脳炎などでもみられます。
原因となるのは、脳の障害です。特に記憶障害と関係の深い乳頭体や間脳・中脳領域が損傷されるためと考えられています。
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●認知症とは、どういうこと?
・ 認識したり、記憶したり、考えたり、判断する力が障害を受け、日常の
生活に支障をきたすようになった状態をいいます。
・ 「認知症」とは、正常であった脳の知的な働きが、後天的な
(生まれてからしばらくたってから起きた)いろいろな病気によって、
持続的に低下した状態のことです。
・ 認知症のお年寄りは、症状が進むにつれて、1人で日常生活を送れ
ない場合もあり、家族をはじめ、まわりの人の心温まる介護が必要と
なってきます。
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●認知症はなぜ起こるの?
・ 認知症には大きく2つの原因があります。
@脳血管性認知症
脳こうそくなど脳の血管に異常が起きた結果、認知症によるもの。
Aアルツハイマー病
脳の細胞が変化したり消失した結果、脳が縮んで認知症によるもの。
| ◆認知症の原因となる病気の割合 |
| ◎アルツハイマー病 ・・・・・・・50% |
| ◎脳管性認知症・・・・・・・・・・・30% |
| ◎レピー小体病、ピック病・・・・10% |
| ◎その他の認知症 ・・・・・・・・ 10% |
◆レピー小体病とは・・
脳の神経細胞にレビー小体という異常なタンバク質が蓄積します。
症状の特徴はパーキンソン病のように手足が震えたり動作がゆったりに
なるなど筋肉の硬化が見られること。そして幻視をいだきやすいことが
あげられます。
◆ピック病とは・・・
前頭葉と側頭葉の萎縮が強い認知症です。人格が変わったようになって、
身勝手な行動や反社会的行動をとるようになるのが特徴です。
◆認知症患者の数は
厚生労働省によると、2005年時点で189万人、2020年には292万人に
達すると推計されているようです。 |
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●認知症の症状 とはどのような症状?
・ 認知症の症状は様々ですが、以下のような4つの症状に大きく分けら
れます。 これらの症状の出方は、現在の生活環境、過去の生活歴、
性格等によって一人一人個人差があり、認知症の症状のレベルによっ
ても違いがあります。
| ◆知的能力の低下 とはどのような症状? |
| 健忘 |
物忘れがひどくなる |
| 見当識障害 |
日時、場所、人がわからなくなる |
| 認知障害 |
物事を見分け判断する力が低下する。人違いをする |
| ◆心の症状 とはどのような症状? |
| 夜間せん妄 |
夜になると興奮し言動がおかしくなる |
| 不眠 |
夜眠らない |
| 幻覚 |
あるはずのないものが見えたり聞こえたりする |
| 妄想 |
ありえないことを固く信じ込む |
| 抑うつ |
気分が落ち込む |
| ◆行動の障害 とはどのような症状? |
| 徘徊 |
歩き回る |
| 不眠 |
夜眠らない |
| 暴力 |
ささいなことで怒りだして暴力をふるう |
| 異食 |
食べられない物を口に入れてしまう |
| 弄便 |
便をいじる |
| ◆身体の障害 とはどのような症状? |
| 歩行障害 |
一人で歩行が困難な状態 |
| 嚥下障害 |
食べ物の飲み込みが悪くなったり、むせたりする |
| 膀胱直腸障害 |
尿や便が出にくかったり、失禁したりする |
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◆日常生活能力の低下 とはどのような症状?
食事、排泄、入浴、着替えなど、日々暮らすための基本的な
動作ができなくなる。 |
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